大きさの割にお値段もお手頃なハネデューメロンですが、食べ頃を見分けるのはなかなか難しいようです。購入された方の中にも食べ頃が分からず、とりあえずカットしたが、甘みがなくがっかりしたという意見も多くみられます。どれくらいの期間をおけば食べ頃になるのか、調べてみました。

ハネデューメロンってどんなもの?
ハネデューメロン(ハネジューメロンとも呼ばれます)は網目のない露地栽培用のメロンでHONEYDEWという名前がハチミツの露を表すように、甘くみずみずしいメロンです。アメリカ産やメキシコ産のものが多く、通年販売されています。直径15cm程度と比較的大きいわりに価格が3~400円程度とお手頃なのが特徴です。
ハネデューメロンの保管方法
ハネデューメロンは輸出の為に早くに収穫されているため、店頭に並んだ状態でもまだ未熟な状態であることが多いようです。おいしくいただくために、購入後はご家庭で追熟が必要になります。
追熟を促すために、冷蔵庫には入れずに直射日光を避けて常温で保管します。この時リンゴと一緒にポリ袋などに入れて密封保管すれば、リンゴから発生するエチレンガスの作用で追熟が早まります。逆にこうしたエチレンガスの作用が無ければ2~3週間待ってもまだ十分に熟していないことがあります。
ハネデューメロンの 食べ頃のポイント
ハネデューメロンは食べ頃の見極めが難しいといわれていますが、下記がポイントになるようです。
- 香り…しっかり熟しているものは甘い香りが十分に立っています
- 色…白いクリーム色から熟すと黄色っぽい色に変わります
- 音…熟すと種が外れて振った時に音が聞こえます
- 手触り…しっとりとしてくると食べ頃です
ハネデューメロンの追熟の様子を観察してみた

- 4月21日(購入日)
- 香…ほぼ無し
- 色…白色
- 音…無し
- 手触り…張りがあって固い
購入時は香もほぼなく、手触りも堅かったため、追熟を早めるためにリンゴと一緒にポリ袋に入れて常温で置いてみました。

- 4月28日
- 香…甘い香りがしています
- 色…多少黄色っぽくなってるうえに、いたみ始めている
- 音…無し
- 手触り…多少しっとり
1週間経過し、袋を開けてみると甘い香りが充満していて、しかも早くも表面が傷み始めていました。これくらいならもう食べ頃ではないかと思いましたが、そこはグッとこらえてさらに引き続き追熟を実施。

- 5月2日
- 香…一段と強くなっています
- 色…光の当たり具合で分かりにくかったのですが、当初より結構黄色っぽくなっています
- 音…無し
- 手触り…前回よりしっとり、へた部分を押すとゴムまりのようなブヨブヨ感を感じる
前回の確認から一週間も経過していませんが、傷み具合が進行。さらにショックなことにひび割れが入っていました。仕方ないので購入から11日目ですが、切ってみることに。


十分みずみずしさは感じられたため期待を込めて食べてみましたが、結果は甘みはそれほど感じられず、メロン風味の果物を食べているような感覚でした。まあ、甘すぎるのが苦手な方にはあっさりしていて良いかもしれません。

さらに冷蔵庫で1週間寝かせましたが、まだこのみずみずしさです。甘みも多少増していました。
ハネデューメロンが熟し足りなかった場合は
もしカットしてもまだ少し熟し方が足りなかった場合は、ラップをかけて冷蔵庫で寝かしましょう。ハネデューメロンはカットしてからも2~3週間程度は日持ちし、その間にも追熟は進むようです。
結局ハネデューメロンって
Honey(ハチミツ)というほどは甘くないです。でもみずみずしいのは確かで、甘すぎないから
ちょっとのどを潤したい時などに一口つまむのもいいですね。カットしてからでも冷蔵庫保管でかなり日持ちもするので工夫次第でいろいろ使えそうです。まあ、甘いメロンを期待するとがっかりするかもしれません。
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