地震列島日本。昔から日本は地震の多い国と言われてきましたが、ここ最近はその規模と頻度が大きくなってきているように感じます。さらには火山活動の活発化や毎年のように発生している大規模水害など、もはや他人事で済ませられないようになってきました。
いつかは自分自身が被災することも大いにあり得ます。いざ、被災した場合に慌てることの無い様、普段から少しずつでも必要なものを準備しておきたいですね。
でも何を用意しておけばいいの?という方も多いのではないでしょうか。ここでは災害発生から支援物資が行き渡り始めると推測されるまでの約1週間の必需品として、これだけは備えておきたい災害用備蓄用品を紹介します。
アルファ米各種
アルファ米は5年間の長期保存が可能で種類も豊富なため、備蓄食料の定番です。火による調理ができない状況でも水を加えることで食べられます。

合わせて備えたい: 無洗米
普段使用している米を無洗米にしておくと、災害の時に米を研ぐ水を節約できます
災害備蓄用パン
備蓄食料で乗り切るために米以外にも5年間の長期保存の可能な缶入りのパンもおすすめです。パンなのでもちろん調理不要です。

合わせて備えたい:天然酵母パン 天然酵母パンは賞味期限が製造から約2か月間。普段の生活で使用していると思わぬ災害時にも保存がきいて便利
災害備蓄用長期保存水
保存期間が5年から15年くらいと色々な種類があります。アルファ米や備蓄パンと合わせて5年毎に状態の確認を行いましょう。
1日に必要な水の量は約2リットルと言われています。2リットル入りのペットボトルが多いと思いますので、1週間分7本x人数分確保したいものです。

合わせて備えたい:飲料水袋 配給される水の運搬用に
簡易トイレ+防臭袋BOS
食料の次に重要なのがトイレ。水が止まって流せないことも考えられるので、トイレ対策は欠かせません。また汚物は防臭袋BOSを使用して処分すると衛生的で悪臭の対策にもなります。

懐中電灯、ランタン
災害後はしばらく電気が止まる可能性もあります。真っ暗な夜に備えておきたいですね。ロウソクの使用は火事の危険性があるので電池式のものが安心です。そのままで懐中電灯として、また引き延ばしてランタンとして2つの機能を備えたものもあります。

合わせて備えたい:ヘッドライト 夜間作業に両手が使えるので便利です
ラジオ
携帯電話やスマートフォンの電波網の破断で、ネットの情報が得られなくなる場合もあります。いざという時の為、ラジオを備えておきましょう。

合わせて備えたい:手回しラジオ 手回しラジオなら乾電池不要。種類によっては懐中電灯として使えるものや、手回し充電で携帯電話の充電が出来るものもあります
サバイバルシート
防風・防寒対策に。アルミのシートでシート状のものから寝袋タイプのものや着れるタイプのものがあります。避難所等で使う場合など音を気にする場合、静音タイプもあるようです。

カセットコンロ+カセットボンベ又は石油ストーブ
電気やガスが止まった事態に卓上のカセットコンロとカセットガスボンベがあれば煮炊きが出来て、暖も取れるので役立ちます。
普段灯油をボイラーやファンヒーターで使用されているなら、石油ストーブもおすすめ ファンヒーターは電気が止まると使用できませんが、石油ストーブなら大丈夫。煮炊きもできてお湯も沸かせるので、1台あると便利です。

合わせて備えたい:カセットガスボンベ カセットガスボンベには中身のガスの種類が異なり、一般的なブタン使用のものは温度が低いと火力が落ちてしまいます。冬場や寒冷地での使用にはイソブタン使用のガスボンベがおすすめ
モバイルバッテリー
情報収集には欠かせないスマートフォンの充電用に。ソーラーで充電できるものや乾電池で充電できるものなど、いろいろあります。

合わせて備えたい:ソーラー発電器 折りたたみ式のパネルや丸めて収納できるソーラーシートを用意しておけば、日中にバッテリーを充電できます
からだふきタオル
お風呂に入れなくても体は清潔に保ちたいですね。扱いやすい厚手で大判のタイプがおすすめです。

乾電池
懐中電灯やランタンの他、ラジオや石油ストーブ用などに。

大規模災害を生き抜くために
災害が起こると、電気・ガス・水道といったライフラインが遮断される恐れがあります。また、土砂崩れや瓦礫や崩落による 道路や橋の寸断により、救助や救援物資の遅れも想定されるため、大規模災害発生時には「一週間」分の備蓄が望ましいといわれています 。
ライフラインの復旧は最初に電気、次に水道、最後にガス(都市ガス)の順に復旧すると言われています。災害の規模にもよりますが、電気は数日から1週間程度、水道は2~3週間程度、ガスはそれ以上の日数が復旧までにかかります。
普段から防災意識をもって、いつか発生するといわれている大規模災害に備えましょう。
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